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『本家ボストン美術館を観よう! 「日本の至宝展」に向けて~』【実況!アート鑑賞レクチャー】 [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ9月11日号より(Youki執筆担当)

■■■ 本家HPもチェック!http://www.project-kk.info/) ■■■ 

本家ボストン美術館を観よう! ~「日本の至宝展」に向けて~』【実況!アート鑑賞レクチャー】
こんにちは。
【連想美術館】の館長、名駅PROJECT Kの 川瀬 由有希(ゆうき)です。
さて今日は、現在絶賛開催中のアート鑑賞レクチャー、
『本家ボストン美術館を観よう! ~「日本の至宝展」に向けて~』のご紹介です。
ボストンに7年ほど滞在していた由有希館長が今まで最も足を運んだであろう、
本家ボストン美術館に収蔵されている西洋美術と、
今回名古屋ボストン美術館で開催されている「日本の至宝展」の出典作を比較する事で、
日本美術(※浮世絵以外の正統派日本美術)の“目から鱗の魅力”をご紹介するレクチャーです。
もちろん、ボストン市内と本家ボストン美術館全体の魅力も、存分にお伝えしております。
なお、開催日はこちらの案内をご確認ください。
しかし今回は、レクチャー風景の様子をご紹介させて頂くよりも、、
すでにお越し頂いたから方のお声をお聞きいただく方が、効果的かも!
ということで、参加されたお客様から頂いた声をまとめてみました。
***************************************************************
【参加されたお客様のご感想(アンケートより抜粋)】
・とにかく目から鱗!! まさにその一言に尽きます!! 特に屏風画!!
・屏風画がこんなにも面白いものだとは、想像だにもしませんでした!!
 今回、屏風画の“鑑賞ポイント”を教えて頂くと頂かないとでは、鑑賞の満足度が全く違いますね!
・私は既に音声ガイドを借りながら展覧会を鑑賞しましたが、
 音声ガイドでは、今回のレクチャーで教えて頂いた“鑑賞ポイント”なんて一切教えてくれませんでした!
 ほんと、この“鑑賞ポイント”を教えてくれないだなんて、美術館側に抗議を申し立てたいくらいです。
・特に今回ご紹介いただいた“鑑賞ポイント”の数々と、
 それに気付かれた由有希館長の感性は、今まで以上にとても素晴らしかったです!!
・室町次回の頃から、こんなにも日本人の感覚がモダンだっただなんて★
 古い時代の作品だから“古いセンス”なのではと頭ごなしに思っていた自分が恥ずかしいくらいです。
・とってもボストンに行ってみたくなりました!
・第二故郷のボストンを語る由有希館長の目が、キラキラしていました(笑)。
 本当に、素敵な街なのでしょうね。
・絵巻物/屏風画/ふすま絵、それぞれの特性と見方がとてもよく分かりました。
 そして、新しい発見に満ち溢れていました!
・今まで面白味に欠けていると思っていた日本画に、初めて興味を持ちました!
・今日のレクチャーを境に、日本画(特に屏風画)のファンになりそうです!
・日本美術の持つ、絵巻物/屏風画/ふすま絵を使い分ける技巧の素晴らしさと、
 古よりを豊かに表現する能力の高さを、初めて知ることが出来ました。
***************************************************************


どうですか??
今までで一番なのではないかとう程の高評価!!!
でも、確かに今回のレクチャーは、私自身もいつも以上におススメです!!

特に、お客様でも数名が書いて下さっていますが、屏風画が凄いんです!!

何を隠そう、私自身が、屏風画がこんなにも面白い美術品だということを、
今回の「日本の至宝展」を鑑賞して初めて知ったのですから。
そしてその感動と、屏風画の“真の魅力”を一人でも多くの方に伝えたくてウズウズしているのです!!!

そんな聞きどころ満載の、今回のアート鑑賞レクチャーはまだまだ開催中です。
ちなみに近日の開催は、9月9日(日)と15日(土)ですが、
詳細な開催日程や場所は、こちらのスケジュールをご確認ください。
どうぞ宜しくお願い致します。
____________________________________
総評すると、日本画に今までは全く興味感心がなかった方ほど、
今回のレクチャーに感動覚えて下さり、日本画の技巧に対する関心度が急上昇!なようです!

なぜそのようなレクチャーが今回出来たのか?

それは、私ゆうき館長自体が皆さんと同じだったからです。

私ゆうき館長自体が、元々は日本画に対する興味が希薄でした。
「古い時代の作品だから、保守的に説教じみていて堅そう…」と正直思っていました。
でも!!!!!!!!!!!!!!
それが、実際に展覧会に足を運んで鑑賞してみたら、
その食わず嫌いな思い込みが、180度逆転したのです!!!!!!!!!!!!!
日本画に対する考えが、180度逆転して、
「日本画って、古の時代から何てモダンで遊び心があって驚きに満ちているの!!!!」
という感想を胸一杯に抱えて帰って来たのです。

そして、
「この感動を、このレクチャーでお伝えしなくて、どうするの?!」
「この感動を、この私がお伝えしなくて、どうするの?!」
という使命感に燃えに燃え上がって、今回のレクチャーが完成しました。
ですから、お越しになられた方が今回抱かれた感想は、
まさに私自身が展覧会で日本画を堪能して抱いた感動と同じなのです。
・皆さんが日本画に対して今まで抱いてきたであろう固定観念
・鑑賞ポイントを押さえて鑑賞した後の、日本画に対する驚き
という、日本画鑑賞の Before/After がどちらも分かっているからこそ、
このような驚きと鑑賞に満ちたレクチャーが今回出来たのだと思っています。
ですから、今回のレクチャーは、日本画に対して食わず嫌いを感じている方にこそお越し頂きたいです!!
近日の開催は、15日(土)ですが、その他の詳細な開催日程や場所は、こちらのスケジュールをご確認ください。
http://db.tt/ugLg6snW                 どうぞ宜しくお願い致します!!


*英会話・個別学習塾・アートレクチャーは PROJECT K 名古屋 のメインオフィスで行っております
名古屋市西区名駅2-23-14 VIA141 1208号
TEL 052-561-5388     携帯 090-3562-5388
*ROJECT K 名古屋 がプロデユースする 安心弁当&無農薬野菜は
毎週火曜日に(有)吉鐡の事務所前にて販売しています。
11:45~ 売り切れ次第終了です
名古屋市中村区名駅2-33-5 
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リキテンシュタインの「黄金比マジック」 "可愛い"は作れるかも。. [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ6月26日号より(Youki執筆担当)

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Youki(ユウキ)には、いまいち腑に落ちないCMとそのキャッチフレーズがありました。
それは、可憐な若手女優さんが「可愛いはつくれる!」と謳う、某シャンプーのCM。
見るたび、「所詮、美って生まれ持った素質だしー。努力にも限界があるしー。」と疑いの眼でした。
(「大体CMに出ている女優さんは、生まれ持って可憐なわけだしー。」という、意地悪な眼も★)

でも!! その卑屈な考えに希望を与えてくれるような情報を先日手にしました!
それは、「黄金比」。この「黄金比」さえ身に付ければ、まさに「可愛いはつくれる!」のだとか。
私はこの情報を、NHKの「頭がしびれるテレビ」(現在は終了)で入手したのですが、
その番組が、「人が美しいと思うフォルムは、人工・自然問わず、ほぼ必ず黄金比で出来ている」
という事実を解き明かしていってくれるにつれ、「可愛いはつくれるかも!?」という気になりました。

ちなみに「黄金比」というのは、「1 :1.618」の長さの比率。
全体を二分した比率や、縦:横の長さを1 :1.618にすれば、万物は美形になれるという魔法。
例えば、普段何気なく手にする名刺や、最近Youkiも使い始めた iPad や、Kikkoが四苦八苦している iPhone も、
全て縦と横の比率が「1 :1.618」という、最も均斎のとれた長方形になっているそうなのです!
なるほど、だからiPadは何気なくデスクに置いてあっても絵になり、たとえ使わずに飾ってあっただけだとしても、「これさえ持っていれば、スマートに美しく仕事できそう!」という気分にさせてくれるのですね。

身体のバランスでいくと、頭からおへそ:おへそから足元 = 「1 :1.618」にするために、ヒールやベルトの位置を調節してみたり、顔の眼鼻立ちバランスを「1 :1.618」に整えるために、アイライン長さを駆使したり…と、色々と技があるようです。

とくに手っ取り早い(?)のが、伊達メガネ!!
アンダーライン:サイドライン = 「1 :1.618」もしくは、
アンダーライン:ブリッジの長さ= 「1 :1.618」
の眼鏡を選べば、男女共に、即座に「黄金比フェイス」が手に入るそうです!!
そうか、だから、「メガネ萌え(=メガネ姿の異性にグッとくる)」性質の人が多いのですね…(とくに女性に)。

…と、ここまでの前振りが非常に長くなってしまい恐縮ですが、先週の金曜日からYoukiのアート鑑賞レクチャー内で紹介している、「ロイ・リキテンシュタイン」の作品が、ポップな主題や絵柄を描いているはずなのに、大衆的なドヤドヤした感じは少なく、とてもスマートに洗練された印象で目に心地いい謎も解けました!

黄金比1.jpg

きっと、リキテンシュタインも、「黄金比」を忍び込ませつつ描いていたんだ!
「世間に出回っている、ありふれたイメージ」を引用しつつ、でもそのままでは描かず、「黄金比」というスパイスを利かせているからこそ、「ありふれたイメージなはずが、なぜかリキテンシュタインが描くと(無意識に)魅かれちゃう」という魔法に、知らぬ間に掛っていたのですね~、私。
さすがは “POPの衣を借る正統派芸術家”ロイ・リキテンシュタイン!!
その鑑賞レクチャーは、7月7日(土)と15日(日)に開催しますので、是非皆さまも、リキテンシュタインの「黄金比マジック」を堪能しにお越し下さい!*英会話・個別学習塾・アートレクチャーは PROJECT K 名古屋 のメインオフィスで行っております
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Kikko的「パリの華が集う館~オルセー美術館を観よう」 [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ4月24日号より(Kikko執筆担当)

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やっとスッキリ晴れわたった空になりましたね。
春を通り越して一気に夏が来そうな今朝の日差しです。
早くも「熱中症に気をつけて下さい」というアナウンスが昨日あたりから聞かれます。
もう少しの間でいいから、そこそこの天気でゆったりとまったりと過ごさせてくれないかなあ~~
なんて思いながらこのアナログブログを書きだしています。
「まったりと過ごす○○○」なんていうと最近ではお洒落なカフェの紋切型の宣伝文句ですよね。
でも自宅でほっと一息、好きなモノに囲まれながら、自分で淹れたお好みのコーヒーを飲む。
Kikko的にはこちらの方がちょっぴり幸せ感も増すようね気がします。
素敵なカフェでケーキが美味しくてもコーヒーがKikko的には薄かったり
外見だけで勝負してそうなカフェに入って高いお金を払うなら、自分ちに帰ろうかな…
とか年を重ねるにつれ嗜好もどんどん我がままになってしまっているようです。
でも自宅にせよ、カフェにせよ、ゆったりと過ごすときに更に心豊かにさせてくれるものに
音楽や絵画がありますよね。
今月のYoukiのアートレクチャーのテーマは「オルセー美術館を観よう~パリの華が集う館~」
最近嬉しいことにレクチャーを気に入って下さった方が面白かったからと次のお友達を
誘って下さり、またその方がお友達を誘ってと、レクチャー繋がりの輪が広がっていることです♪
先日も「美術館に行ってイヤホンガイドを借りてもその絵の説明でしかないでしょ?
有名な作品展の時に学芸員の方のレクチャーも聞いたことがあるんだけれども、やっぱりその作品の
解説だけなのね。本当に私が求めていたことにやっとここで出会えたの!!」という本当に嬉しい
お言葉をYoshimiさんから頂きました。
さらにYoshimiさんが「どうしてYoukiさんはこういうスタイルでやろうとしたの?」と質問され
「実はきっかけは母なんです。『Youkiと一緒に美術館に行くととっても面白いからこんなことを仕事にしてみたら?』と勧めてくれたのです。私自身の絵の観方はこれが普通だったので、自分では思いつかなかった思います」と答えているのを聞きながら、彼女がまだボストンの大学生のころを思い出しました。

_[非オルセー] スーラ 『グランド・ジャット島の日曜日の午後』 ブログ.jpg 

スーラ 『グランド・ジャット島の日曜日の午後』 

 
毎年夏休みを日本で過ごしたあとは
大抵は二人で旅行しながら、またボストンに戻るという経験を母娘でしていました。
ある美術館では「このスーラの絵は富裕層の人達を描いているでしょ?でも全く同じ構図で労働者のも
描いていてそれはシカゴ美術館にあるんだよ」とかまさしく歩く美術事典。素人の私の質問にもそれまで観てきた絵と比較させながら、説明をしてくれ、絵に対する関心度、知識量も随分高まりました。

カイユボット 『床に鉋を掛ける人々』 (1875)ブログ用.jpg

 カイユボット 『床に鉋を掛ける人々』 



Kikkoお勧め一枚@オルセー美術館はカイユボットの「床にカンナをかける人々」です。
次回のこのブログでナビゲーター川瀬喜久子でこの絵に関して解説しちゃいますね。


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【ベン・シャーン ~クロスメディア・アーティスト】展 [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ2月22日号より(Youki執筆担当)

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先日の4日(日)から、アート鑑賞サロンのテーマが変わりまして、
現在名古屋市美術館で開催中の【ベン・シャーン ~クロスメディア・アーティスト】展にちなんで、
ベン・シャーン自身の彼の作品連をナビゲートするレクチャーを行っています。

ベン・シャーンは、1970年頃に亡くなった、ユダヤ系アメリカ移民の画家/写真家/イラストレーターなのですが、
正直、「ベン・シャーンって誰?知らな~い」と思われる傾向が多いアーティスト、それがベン・シャーンです。
そんな「知る人ぞ、知る」タイプのアーティストなので、今回のレクチャースタイルは、
先に名古屋市美術館でYoukiが鑑賞したベン・シャーン作品に対して、Youkiが抱いた感想と、
その感想の根源となった「作品比較ポイント」と「鑑賞ポイント」をナビゲートする…という、
いつも以上に「このアーティスト作品を、純粋に鑑賞して楽しみましょう!」という主旨です。

いつもなら、「私(Youki)自身は好きだけど、“知る人ぞ、知る”タイプのアーティスト」は、
アートレクチャーのテーマとして取り扱うのは避けがちなのですが、
何せ、私を含めた川瀬家親子は、偶然作品を目にする機会があって以来、一昔前からベン・シャーンのファン。
だから、川瀬家的には「ついにベン・シャーン来たー! 待ってました!!」という心構えなので、
皆さまにも、これを機にぜひベン・シャーンの魅力に触れて頂きたく、ついついレクチャーをしてしまいました。

この展覧会には、「クロスメディア・アーティスト」、というサブタイトルが付いています。
最近わりとよく聞くようになった、「クロスメディア」、という言葉ですが、
要するに、「続きはWebで」っていうやつです。
テレビで宣伝(表現)するだけ、ポスターで広告(表現)するだけ、ではなくて、
CMやポスター広告をみたら、ホームページ上の宣伝がみたくなるよう広告媒体を交差(クロス)させ、
CMやポスターだけでは表現しきれなかった、別の「商品アピールポイント」を紹介するという作戦です。

そして、優れた画家であり写真家でもありイラストレーターであったペン・シャーンは、
まさに「1つの媒体だけでは表現しきれないアピールポイントを、いろんな表現方法で訴えかけくる」のです。
同じモチーフ(被写体)を扱っていても絵画から伝わって来るモノと写真から伝わってくるモノが異なるのです。
そして、写真と絵画のどちらにも、どちらかには無い魅力と表現効能があり、「2つで1つ」といった印象。

特に今回ベン・シャーンが描いた出展作品を眺めていると、
例えその時代背景が第2次世界大戦中のアメリカでだと分かっていても、
今の日本の状況を思って描いてくれたのではないかと錯覚するくらい、現代日本の空気とリンクするのでした。

おっと、どこがどう日本の空気とリンクしたのか、ついついもっとお話ししたくなってしまいましたが、
それこそここは、「続きはレクチャーで」ですね★
3月9日(金)19:00~と、10日(土)10:30~と、11日(日)10:30~の3回が残っていますので、
どうぞご興味がそそられた方はご参加下さい!


    
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【歌川広重と葛飾北斎 ~カメラの眼を持つ浮世絵師 ~】 [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ11月22日号より(Youki執筆担当)

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こんにちは。今週末の金曜日に、新テーマに沿った『アート鑑賞レクチャー』を控えたYouki です。
(※今回も、前号の Kikko に続き、若干 “手前味噌” が過ぎる気配がありますが、ご了承下さい ^^;)

今回の『アート鑑賞レクチャー』の新テーマは、題して、【歌川広重と葛飾北斎 ~カメラの眼を持つ浮世絵師 ~】 です。
そう、今回ご紹介する芸術家は、江戸時代後期に活躍をした当代随一の二大浮世絵師、 “歌川広重” と “葛飾北斎” 。
彼らの作品群を見比べて、彼らの眼に映った、江戸時代の古都と自然の風景と人情を堪能しよう・・・という主旨です。
しかも、彼らの風景の切り取り方を、『カメラのアングルと焦点の合わせ方』になぞらえて比較するつもりです。

今回のサブタイトルになります、【カメラの眼を持つ浮世絵師】 は、
年間レクチャースケジュールを年始に立てる際に、北斎と広重を扱おうとだけ決めて、
印象に残っている数点の北斎作品と広重作品を思い浮かべた結果、「パッと」私の頭に浮かんだ、キャッチコピーです。
ほんと、作品群を思い浮かべならが、漫画のベタな表現で言うところの、『頭の電球が灯った』感じに閃いたコピーです。
つまりこの時点では、そこまで数多くの北斎/広重作品に目を通した訳でもないですし、詳細な勉強もしていなかった訳です。
ただ 『鑑賞した結果、無意識に感じていた、私の直感』 が言葉になったもの、それが【カメラの眼を持つ浮世絵師】、です。

しかしながら、今週末に初回を控えたレクチャーの為に、数多くの北斎/広重作品に目を通し、詳細な勉強もした結果、
『私の 「鑑賞した結果、無意識に感じていた直感」 ってやっぱり鋭いじゃん!本質を突いてるじゃん!鑑賞眼あるじゃん!』
と手前味噌ながら改めて感じてしまいました  ^^ 。 
だって、専門書物にも、『北斎/広重の眼には、すでに近代のカメラのそれにも近いものがある』、と書いてありましたし!
(※言い返せば、“カメラの眼” というのは、比較的誰でもが直感しやすい、彼らの基本性質だ、とも言えますが…。)

でもとにかく、作品数を見れば見るほど、北斎と広重の眼って、現代カメラで覗いたかのように自由自在で斬新で、
その粋な表現テクニックは、現代の写真表現のテクニックに通じる部分が沢山あるんですよ!
しかも、北斎には北斎の、広重には広重の、作品意向に沿ったテクニックがあるんですよねぇ~。
つまり、何よりも二人の間で共通しているのは、その「近代芸術感覚」。とても鎖国時代の江戸の人とは思えない!!

ちなみに私は、カメラや写真に対する造詣はほぼ無いに等しく、デジカメで気軽にスナップ写真を撮る程度です。
しかしそんな程度の写真スキルにすら通じる、“カメラ眼” を感じさせる浮世絵が、数多くありました。
いうなれば、北斎と広重の浮世絵は、“手描きの写真” ですね。(お!またまた良いフレーズだ♪) 

その“手描きの写真”の魅了を楽しみに、是非とも11月25日(金)・26日(土)・12月6日(日)のレクチャーにお越し下さい!



11月25日(金)19:00~20:30
参加費:1000円(お茶とスイーツ付き)
________________________  
11月26日(土)、12月6日(日)
10:30~13:00頃
参加費:2000円(オーガニックランチとスイーツ付)

<開催場所> PROJECT K    052‐561‐5388
西区名駅2―23―14 VIA 141  1208号    


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オランダ二大巨匠が描くドラマ ~フェルメールとレンブラント~ [アートレクチャー]

ROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ6月21日号より(Youki執筆担当)

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『あ~あ、幸せ。これですぐ隣が美術館だったらもう言うことなし!早く本物を観に行きたいわ~。』

これは、最近投げ掛けて頂いた言葉の中で、最も嬉しかった言葉です。
同時来日中のフェルメール作品とレンブラント作品の魅力をナビゲートするための
《アート鑑賞レクチャー (※現在、《アート・ラーニング・サロン》に名称を変えようか検討中★)》
の土日バージョンに参加して下さった方から頂戴しました。
(その方は去年から全定期講座を受講して下さる常連様だったので、尚のこと嬉しかったのですが・・・。)

最近の《アート鑑賞レクチャー》は、取り上げるアーティストの作品が鑑賞可能か不可能かにはあまり囚われず
とにかく、参加者の皆さんが興味を抱かれているアーティストの魅力を独自の視点でナビゲートしてきました。
むしろ、レクチャーの場でしか体験できない、絵画鑑賞体験をして頂けるよう取り組んできた傾向にあります。

しかし、今回の 《オランダ二大巨匠が描くドラマ ~フェルメールとレンブラント~》 レクチャーは、
レクチャー内で取り上げたメイン作品と、直に触れ合う機会がすぐにあることを前提とした運びで進めました。

しかも、なかなか同時来日なんて滅多にしない二作品なので、
各作品の裏側が垣間見えるよう、それぞれのアーティストの特徴を独自の視点で紹介しつつ、
残念ながら、1つの美術館で同時にレンブラントとフェルメールを鑑賞する事は出来ないので、
せめてレクチャー内では並べて比較してもらえるよう、スライドの構成を練り、
二作品を比較することで浮かびあがってくる、各作品の特徴と真意(?)を独自の視点で紹介させて頂きました。

さらに、いずれの紹介の際にも気を配っていたのは、参加して下さった方がいかに、
《 “こんな興味深い特徴をもったアーティスト作品間近で見られるなんて!早く見に行きたい!” と思って下さるかどうか 》。
つまり、レクチャーを通して、より作品と直に触れ合いたいと思って下されば・・・という熱意を込めてレクチャーを進めました。

ですから、冒頭の『これですぐ隣が美術館だったらもう言うことなし!』は、まさに私が理想とする感想なのです!
レクチャーを通していかに面白い作品が来日するのかを感じとって下さったからこそ口にして下さった言葉だと思いますし、
「いますぐにでも!」という、知的好奇心を最大級にくすぐられたがゆえのニュアンスの言葉に、私は喜びを隠せませんでした。

ちなみに土日はレクチャー後に、オーガニックランチをお出しし、レクチャーの余韻に浸りながら皆さんと食事をするのですが、
知的好奇心も、おなかも満たされた中での発言だったので、本当にあとは美術館に直行できたら最高ですよね!
このレクチャーを通してなら、《レンブラントとフェルメール》展に対して以前よりは興味を刺激されるかもしれませんよ ?! 
また、すでに参加下さった方も、刺激された知的好奇心が冷めやらぬうちに、どうぞ展覧会へ足を運んでみてください!




[左] フェルメール作:『地理学者』(1669年)
[右] レンブラント作:『書斎のミネルヴァ』(1635年)

さて、この二作品は、一体何なのでしょうか…?
続きはレクチャーで!


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『伊藤若冲:時代が若冲に追いついた鳥の美人画と鳥の立役者』 [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ4月26日号より(Kikko執筆担当)

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先週金曜日のPROJECT K によるアートレクチャーのレポートです。
いつもなら講師であるYOUKIが執筆担当になるのですが、伊藤若冲のことが以前より気になっていた
Kikkoが参加者の立場で書いてみようと思っています。

だYOUKIと二人三脚で運営しているPROJECT Kにおいて
アートレクチャー時のKikkoはお茶とスイート係。
そのため後半のレクチャーしか聞くことが出来ませんでしたので、かなり不完全なレポートになることをお許しください。

4月・5月のテーマは『伊藤若冲:時代が若冲に追いついた鳥の美人画と鳥の役者絵』
PROJECT K アートレクチャーでは日本人画家を初めて取り上げています。
時代的には画家というよりは「彫師」とか「仏師」とかと同じように「絵師」と呼ぶのが相応しいかもしれません。

初めて私が若冲の作品を生で見たのは、東京の六本木ヒルズができて間もない2003年頃。
ミーハー夫婦である私とHideoはとりあえず、人気スポットに一度は足を運んでおこうと
52・53階にある森美術館にも訪れました。
この時の展覧会テーマは「ハピネス」 
特定の画家にスポットを当てるのではなく、印象派のモネからピカソ、日本の狩野派から現代美術作品にいたるまでの
絵画や屏風までもが(写真もあったかな)一見、無造作とも思える方法で展示されていたのです。
展示対象としてキューレターが選んだのが「見てHappyになれる絵」だったのか「Happyを感じてほしい絵」だったのかは
定かではないのですが、かなり斬新な内容で満足したことを覚えています。

そんな展示方法の斬新さに負けず劣らずの作品が
今回のレクチャーでも皆さんの関心が大きかった横3メートル以上にも及ぶ「鳥獣花木図屏風」。
描かれている動物達や色合いがキュートでモダン、今のグラフィックデザイナーでも太刀打ちできないであろう
センスの良さとCG技術顔負けの技法で描かれ、飽きることなく行きつ戻りつしながら見ていました。
だからYOUKIが今回のタイトルにつけた「時代が若冲に追いついた」はまさに言い得て妙だと思っています。
(ちょっと身内を誉めすぎ??)
しかもぼんやりとした知識で江戸末期ぐらいの人だったよなあ~と、思ってレクチャーを聞いていくうちに
あの葛飾北斎より50年ぐらい前の人と知って、思わず「日本人って素敵!!」って心の中で叫んじゃいました。

最後に皆さんから「な~んか、今日、楽しかったねえ~」って言っていただきました。
今回は人数的にもアットホーム的だったことや会を重ねることにより参加者の皆さんが顔なじみになってくださり
お話が弾んだこともありましたが、ほかにも理由があったような気がします。
それは今回の主役「若冲」が、まだまだ一般的には知られていないので
ある意味、感じ取ったそのまま自由に発言しても大丈夫だよね??っていう安心感や 
なんだかんだと言っても同じ日本人、分かっちゃうんだよね…っていう同士意識が
西洋絵画のアートレクチャーとは一味違った「ゆるーりとした楽しい時間感覚」を与えてくれたのではないかと思います。
「老松白鳳図」の鳳凰に至っては「この目、めちゃめちゃエロチックだよねえ~」なんていう
発言も飛び出していました。でも本当に何とも言えぬエロスを感じます。
若冲は絵を描くことだけに夢中で結婚とかにも興味もなかったはずなのにどうして??なんてあらぬ疑問も
沸いてきたりしていました。

若冲4縮小.jpg

若冲縮小.jpg

若冲3縮小.jpg

ところで今回のアートレクチャー開催にあたり、私たちは自分たちの運の強さに感謝せざるを得ませんでした。

というのはYOUKIが年間スケジュールを作ったのが今年の1月。
とりわけ若冲の展覧会が名古屋である予定もなかったので、とりたてた理由もなく
4月22日に夜のレクチャーの日程を組みこんだのです。
なんと図らずもその3日後にBSプレミアムで、嵐の大野君のナビゲートによる「若冲」特集をやるということを知った時は
ちょっと小躍りしちゃました。
昨夜ご覧になった方がみえるでしょうか?
番組ではYOUKIが取り上げていた色彩豊かな紅葉の赤の謎解きに迫っていました。
見ながら心の中で二回のガッツポーズ!!
一つは先週のレクチャーで学んでいたので「裏彩色」という手法を知っていたこと。
もう一つは手前味噌で申し訳ないですが、YOUKIが題材として選んだいくつかの絵が番組でも
取り上げられていたことです。
  
今夜・明日とシリーズで放映されますので是非見ていてください。
またPROJECT K では下記の日程で引き続きレクチャーを開催していきます。
もし番組を通して、若冲のミラクルな世界に魅せられた方は、「ゆるーりとした楽しい時間」を一緒に過ごしませんか?
お待ちしています。

*5月15日(日) 5月21日(土) 両日とも 10:30~13:00 
              *費用 :2,000円  オーガニックランチとお茶&スイート付きです
              YOUKI お得意の連想美術館『若冲』編もちょっぴり紹介されました。



   
             この日のスイートは、ゴマあんをお餅で包み、きな粉をまぶし和風テイストにしてみました。
                          写真に映っていなくて残念
                   
*英会話・個別学習塾・アートレクチャーは PROJECT K 名古屋 のメインオフィスで行っております
名古屋市西区名駅2-23-14 VIA141 1208号
TEL 052-561-5388     携帯 090-3562-5388
*ROJECT K 名古屋 がプロデユースする 安心弁当&無農薬野菜は
毎週火曜日に(有)吉鐡の事務所前にて販売しています。
11:45~ 売り切れ次第終了です
名古屋市中村区名駅2-33-5 
  TEL 052-561-5388     携帯 090-3562-5388


『西洋の浮世絵師・ゴッホ』のアート鑑賞レクチャーレポートⅡ [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ3月1日号より(Youki執筆担当)

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今週も引き続き、『西洋の浮世絵師・ゴッホ』のアート鑑賞レクチャーレポートです。
今回は、前回に大勢でレクチャーに参加下さった西澤さんという方が、もう一度親子でご参加下さったのですが、
その西澤さんのお嬢さんが、私と同じように美術史を専攻されてまして、
「ゴッホ展を見たいと娘が言ったので、それだったら絶対にこのレクチャーに参加した方がいいと思って!」
とのことで、同じ分野の学びを受けているお嬢さんの、良き刺激となるであろうと推薦して下さったことが、何よりも光栄でした。

ただ、娘さんが美術史を専攻されていることを私が知ったのはレクチャーの後なので、
レクチャー時の私は、娘さんの学問分野も知らず、特に意識もせず、いつも通り行っていたわけですが・・・。

ちなみに今回も“ゴッホ”というメジャーどころのレクチャーなので、ある程度王道の(=私が学生時代に基礎として学んだ)ゴッホに関する「鑑賞ポイント」であったり、バックグラウンドであったり、比較作品を用意しつつ、自分の言葉で解説をしました。
とにかく、私としては特に目新しい比較も解説をしたという印象はなく、
私がかつてアメリカの大学で受けた美術史の授業を参考に、ポイントを絞ってアレンジした・・・という感じでした。

でも、レクチャー後に娘さんに書いて頂いたアンケートを見て目から鱗!!!
「美術史を学ぶ時にあまり出てこないところが知ることが出来て嬉しかったです。独自の視点がユニークで新しさを感じました」とそこにはあったのです。

「え~~~どこら辺が?! あまり出てこないような珍しいゴッホの情報は特に出していないよ!」
というのが、そのアンケートを読んだ際の私の率直な感想でした。
しかも彼女によると、「大学の先生もやっぱりゴッホが活躍した時代をよく教えてくれる」とのこと。余計に★

う~~ん、考えるに、私のレクチャーでは逆に「美術史・美術史」した知識は披露しないからかも。
私のレクチャーは、「美術鑑賞レクチャー」であって、「美術史レクチャー」ではないので、
「鑑賞するための、造形(色・形・構図)ポイント」を紹介するのがメインだと思ってやっています。
その造形ポイントを掘り下げるためのスパイスとして、美術史的情報を効果的に盛り込むのが私のレクチャースタイル。
いうなれば、紹介するメインは「作品の造形」で、それに伴う「美術史」は名脇役です。
そして、私の眼で捉えた「造形の印象」を軸に組み立てていくので、独自の観点によるレクチャーになるのかも知れません。

・・・と、冷静に自分のレクチャーを分析してみると、なるほど、私がある程度「王道」と思ってレクチャーしていたことも、
独自スパイスで新鮮味を持ってして皆さまにお届け出来ていただのですね!
なんか、無自覚にやっていたことを賞賛して頂けて、舞上がってしまいそうです ^^♪
でも、だからって図には乗らず、これからも“無自覚”に「独自のレクチャー観点」を磨いていかないと!宜しくお願いします!

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『西洋の浮世絵師・ゴッホ』アート鑑賞レクチャーレポートⅠ [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ2月22日号より (Youki執筆担当)

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先週の2月18日に、『「私はこうしてゴッホになった展」に向けて PartⅡ』として、
『西洋の浮世絵師・ゴッホ』というサブタイトルの、「肩の力を抜いたアート鑑賞レクチャー」行いました。

今回も、私の恩師である冨田由子先生が、お仲間と大勢で参加下さりまして、
マンションの部屋一杯のお客さまを招いてのレクチャーとなりました!重ね重ね、ありがとうございました!

ただ今回は、大勢のお客さま全体に気を配れなかったなど、反省要素の多い会でした・・・。
マンション内では、手前から奥にずらっと縦長に並べられたテーブルにお客様が座って下さっており、
私はその先端にあるテレビに画像を映しながら解説をします。
でもそうすると、私の付近のテーブルの方々は画像も見易いですし、私も話しかけ易いのですが、
どうしても奥の方への声かけや、見てもらいたいポイントの促進がおろそかになってしましました・・・。

また私の場合、話に夢中になると、さらに一歩的に喋ってしまうので、
お客様に意見を聞いてから解説を掘り下げるなどの、レクチャーのキャッチボールを意識的に行うように心掛けています。

ただ今回のレクチャーでは「西洋の浮世絵師・ゴッホ」ということで、
ゴッホの色彩使いに関する事実や、その使い方がもたらす効果を解説したのですが、
本物の絵を見るわけではなく画像を通して解説するには、色彩の再現には限界があったのです。
ですから、画像を通して、皆さんに「比較ポイント」を探って頂くのは、多少困難かな・・・?と思い、
ついつい皆さんの意見をお聞きする前に、私の見解や答えを喋ってしまう傾向にありました。

なので、今回は一方的な「授業」みたいなレクチャーだったかなぁ・・・と反省した、Youki であります。
レクチャーを先導してはいますが、私は「講師」ではなく、「ナビゲーター」 なので、
皆さん独自の「鑑賞ポイント」を見つけて頂けるよう、ちょっとヒントを差し出して後押しサポートする存在でいたいのですが、
今回は前に前にとしゃしゃり出過ぎてしまった感がありました・・・。

でもそんな中でも、終わった後に、
『毎回、比較対象用に、今まで目にしたことがなく、しかも特徴が分かり易い絵画を用意して下さるのが、素晴らしい。』
『最後に出てきた“ゴッホの椅子”の絵画は、前回のレクチャーと続きで出ている人たちには、よい感慨深くて良かった!』
などの賞賛も頂けて、とても嬉しく救われました。(この2つのポイントは、私が自信を持っていた部分だったのでなおさら!)

そんな言葉を裏切らぬよう、そしてもっと絵画鑑賞を好んで頂けるよう、(あ、ついでにYouki館長のことも ^^;)、
皆さま主体のレクチャーを先導できる「ナビゲーター」として、もっと精進せねば!と痛感した金曜日でありました。


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『肩の力を抜いたアート鑑賞レクチャー』ヴァン・ゴッホ [アートレクチャー]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ 12月7日号より (Youki執筆担当)

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今週は、12月3日(金)に行いました、ヴァン・ゴッホを紹介した、『肩の力を抜いたアート鑑賞レクチャー』のレポートです。この2年近くYouki 館長が行ってきたアート鑑賞レクチャー史上、最高人数の皆さんがご参加下さいまして、
改めて日本におけるゴッホ人気 と、「ゴッホに付いて知りたい欲」の高さを実感いたしました。ありがとうございました!!

それだけ皆さんが興味を持たれるゴッホなので、今回レクチャーをするうえでYouki館長が配慮した点が実はあります。
それは、ゴッホの特徴が視覚的に分かり易く伝わる比較画像スライドを、いつもより多く用意することです。

ゴッホ自身の生い立ちや、エピソードや、作風の“事実的特徴” は、おそらく誰でも本を読めば得られることですし、
お越し頂いた皆さんは、もともととても教養豊かで知識欲に溢れた方々なので、
それらの「ゴッホの基本情報」は既にご存知の場合が多いであろうと思ったのです。
じゃあ、その上で私がするべきこと、私にしか出来ないことは何かと考えた時、
「その事実的特徴が、実際のゴッホ作品にはどう表れているのか」が明白に分かるゴッホ作品と、
またそのゴッホ作品を引き立てる、名脇役的な比較絵画を用意し、視覚的にその特徴を解説することだと思ったのです。

この「比較画像スライド」を準備することこそが、レクチャー準備の白眉であり、私のセンスを問われるところであり、
私が多少なりとも普通より磨きがかかっていると信じている、「鑑賞眼」が生かされる場なのです!

例えば今回、晩年のゴッホ作品の特徴である「渦まき」や「うねり」の特徴を解説する際に、
葛飾北斎が手掛けた、とある浮世絵も紹介し、うねりある『渓谷の小道』というゴッホ作品と並べてお見せしました。
この場合に、私の腕の見せどころとなるのは、
“晩年のゴッホ作品はうねっている”や、“ゴッホは浮世絵の影響を受けている” という、
比較的知られた事実を披露する事ではなく、その事実をより具体的に証明するために、
「このゴッホ作品における“うねり”の特徴を引き立てられるために、どの浮世絵を選び出してくるか」にあるのです。

つまりアート鑑賞ナビゲーターである私に問われるのは、ゴッホ作品を見て、その特徴が分かるだけではなく、
「あ、この作品は、別のあの作品に似ているな」とか、「この作品とあの作品は、作風が真逆だから引き立て合うかも!」
というように、目の前の作品と視覚的にリンクする作品のストックを、自分の中でどれだけ持っているかなのだと思います。

そして、上記のゴッホ作品と北斎の比較スライドですが、
お陰さまでとても好評を頂きまして、心の中で思わずガッツポーズをしてしまいました ^^♪

今後も、どの作品とリンクさせるべきか「ピピッとくる」ための、引き出しの多さと
どのようにリンクされるべきか「ピピッとくる」ための、“目の付けどころ”センス磨きに、日々精進せねばです!
皆さま、どうか今後も私の「目の付けどころセンス」を確認しに、アート鑑賞レクチャーにお越し下さい。頑張りますっ!
   
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