香月泰男さんのレクチャー、終わりました [アートレクチャー]
PROJECT K : Kikko & Youki & Micchanの アナログブログ
2016.09.06(執筆担当:Youki)たぶんVol.272
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先週の金曜日と土日の3日間、今年も名鉄百貨店にて公開アート鑑賞レクチャ-をさせて頂きました。
ナビゲートしたのは、「香月泰男(かづき やすお)」という、日本の洋画家です。
この香月泰男というのは、山口県の三隅町(現在の長門市三隅)出身で、62年という生涯の大半を、その三隅町で過ごしたという画家です。
そして今現在の三隅には、香月泰男さんを記念した「香月泰男美術館」 があります。
私は、以前からこの香月泰男さんの作品が好きだったこともあり、レクチャーをするにあたり、今年の夏休みにその「香月泰男美術館」を訪れました。
下がその写真なのですが・・・(黒丸が美術館)
三隅町というのが、今でも本当に自然が豊かな土地で、「香月泰男美術館」は、まさに360度を自然に囲まれた環境にありました。
そして、自然以外にあるものといえば、「香月愛!」な土地でして・・・
こういった、香月泰男が作ったオモチャの拡大レプリカが、「香月泰男美術館」へと続く道を行進していたりして、本当に可愛いかったです!
そして、香月泰男美術館の館内は、もっと可愛かったです!中庭に、もっと色んなオモチャたちがはしゃいで遊んでいたりなんかして。
レプリカとはいえ、どのオモチャにも本当に命が宿っていました。
それにしてもこの感じ、どこかでも感じたことがあるなぁ・・・と思ったのですが・・・
そう!バルセロナで訪れた、「ジョアン・ミロ美術館」です!
ジョアン・ミロ美術館でも、ミロが手掛けたお茶目なオブジェがひょっこり顔を出して遊んでいて、とても可愛かったんですが、それに通じるものを、香月泰男美術館にも感じました。
↑三隅の香月美術館の中庭
↑バルセロナにあるミロ美術館の中庭
「香月泰男」を最も有名にしたのは、左の作品のような、戦後シベリアに抑留されていた時代を思い返して描いた、『シベリア・シリーズ』という作品連で、それは決して明るい雰囲気ではありません。
↑香月泰男 【涅槃】 (1960年)
でも私は、香月泰男さんの本性は、香月が作ったオモチャみたいな「お茶目で可愛らしい人」だと思っているので、その「お茶目な香月さん」を前面に押し出している「香月泰男美術館」には、とても愛を感じました。
「さすが、地元!分かってる!」みたいな。
そして今回のレクチャーでは、そんな香月康男の「お茶目で可愛らしい一面」もナビゲートできたと思っているので、個人的にはとても満足しています。
さらにもうひとつ、今回の名鉄レクチャーでは、とっても嬉しいことが!
私がやっている、子供用のアート鑑賞レクチャー、「アート鑑賞遊び」の生徒であるY君とR君兄弟が、名鉄レクチャーの応援に来てくれたんです!
それだけでも嬉しいのに、なんと兄弟それぞれから、ガーベラのプレゼントが!!
↑Y君とR君がくれたガーベラ
↑今回の展示作、香月泰男 【ガーベラ】(1958年)
「はい、Youki先生」って言いながら渡してくれた二人の可愛さといったら・・・!!
そしてその後兄弟は二人して、展示されていた香月泰男の作品をみてまわったんですが、するとそこには、偶然にも【ガーベラ】と題された、ガーベラを描いた作品があり、それを目にしたY君が、
「あ!これ、さっきYouki先生にあげたお花だ!」 と言ってくれたんです!
それが、もう本当に嬉しくて。
もし将来Y君とR君が大人になって、何かのきっかけで香月泰男と触れ合う機会があった時、「あ、あの時Youki先生にあげた花を描いた人だ」というふうに香月を思い出し続けてくれるのならば、それ以上に嬉しいことってないよなぁと、心から思います。
これこそ子ども達にアート鑑賞の楽しさを伝える醍醐味といいますか、ナビゲーター冥利に尽きまくりです。
これからも、私との触れ合いをきっかけに様々な絵と画家との出会いを経験できるお子さんが増えるよう、子供向けの「アート鑑賞あそび」も、もっともっと頑張るぞぉ~!!
2016.09.06(執筆担当:Youki)たぶんVol.272
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ナビゲートしたのは、「香月泰男(かづき やすお)」という、日本の洋画家です。
この香月泰男というのは、山口県の三隅町(現在の長門市三隅)出身で、62年という生涯の大半を、その三隅町で過ごしたという画家です。
そして今現在の三隅には、香月泰男さんを記念した「香月泰男美術館」 があります。
私は、以前からこの香月泰男さんの作品が好きだったこともあり、レクチャーをするにあたり、今年の夏休みにその「香月泰男美術館」を訪れました。
下がその写真なのですが・・・(黒丸が美術館)
三隅町というのが、今でも本当に自然が豊かな土地で、「香月泰男美術館」は、まさに360度を自然に囲まれた環境にありました。
そして、自然以外にあるものといえば、「香月愛!」な土地でして・・・
こういった、香月泰男が作ったオモチャの拡大レプリカが、「香月泰男美術館」へと続く道を行進していたりして、本当に可愛いかったです!
そして、香月泰男美術館の館内は、もっと可愛かったです!中庭に、もっと色んなオモチャたちがはしゃいで遊んでいたりなんかして。
レプリカとはいえ、どのオモチャにも本当に命が宿っていました。
それにしてもこの感じ、どこかでも感じたことがあるなぁ・・・と思ったのですが・・・
そう!バルセロナで訪れた、「ジョアン・ミロ美術館」です!
ジョアン・ミロ美術館でも、ミロが手掛けたお茶目なオブジェがひょっこり顔を出して遊んでいて、とても可愛かったんですが、それに通じるものを、香月泰男美術館にも感じました。
↑三隅の香月美術館の中庭
↑バルセロナにあるミロ美術館の中庭
「香月泰男」を最も有名にしたのは、左の作品のような、戦後シベリアに抑留されていた時代を思い返して描いた、『シベリア・シリーズ』という作品連で、それは決して明るい雰囲気ではありません。
↑香月泰男 【涅槃】 (1960年)
でも私は、香月泰男さんの本性は、香月が作ったオモチャみたいな「お茶目で可愛らしい人」だと思っているので、その「お茶目な香月さん」を前面に押し出している「香月泰男美術館」には、とても愛を感じました。
「さすが、地元!分かってる!」みたいな。
そして今回のレクチャーでは、そんな香月康男の「お茶目で可愛らしい一面」もナビゲートできたと思っているので、個人的にはとても満足しています。
さらにもうひとつ、今回の名鉄レクチャーでは、とっても嬉しいことが!
私がやっている、子供用のアート鑑賞レクチャー、「アート鑑賞遊び」の生徒であるY君とR君兄弟が、名鉄レクチャーの応援に来てくれたんです!
それだけでも嬉しいのに、なんと兄弟それぞれから、ガーベラのプレゼントが!!
↑Y君とR君がくれたガーベラ
↑今回の展示作、香月泰男 【ガーベラ】(1958年)
「はい、Youki先生」って言いながら渡してくれた二人の可愛さといったら・・・!!
そしてその後兄弟は二人して、展示されていた香月泰男の作品をみてまわったんですが、するとそこには、偶然にも【ガーベラ】と題された、ガーベラを描いた作品があり、それを目にしたY君が、
「あ!これ、さっきYouki先生にあげたお花だ!」 と言ってくれたんです!
それが、もう本当に嬉しくて。
もし将来Y君とR君が大人になって、何かのきっかけで香月泰男と触れ合う機会があった時、「あ、あの時Youki先生にあげた花を描いた人だ」というふうに香月を思い出し続けてくれるのならば、それ以上に嬉しいことってないよなぁと、心から思います。
これこそ子ども達にアート鑑賞の楽しさを伝える醍醐味といいますか、ナビゲーター冥利に尽きまくりです。
これからも、私との触れ合いをきっかけに様々な絵と画家との出会いを経験できるお子さんが増えるよう、子供向けの「アート鑑賞あそび」も、もっともっと頑張るぞぉ~!!
2016-09-06 14:33
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あの絵はガーベラでなく、矢車草です。
by 香月ファン (2018-03-27 23:14)