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お悔やみの言葉を英語で表わすと・・・ [異文化考察]

PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ3月22日号より(Youki執筆担当)

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東北関東大地震の発生があった3月11日は、ひっきりなしに流れる緊急地震速報をボー然と眺めながら、
ただただ大自然の恐ろしさに背筋が凍らされ、一瞬にして平穏を奪われた被災地の方々が、
今同じ国に存在し、同じ時を過ごしているとはにわかに信じ難く、同じ震源の地震に遭いながらも、
私だけが普段通りに生きていることが非常に横柄な事実に思われ、たまらなく申し訳ない気持ちで胸が締め付けられました。 

報道を見れば見るほど落ち込み度と自己嫌悪度が増した週末を挟んだ月曜日に会社のEメールボックスを開くと、
仕事の関係でやり取りをしている各国の方々からメールが続々と届いていました。
みなさん一様に日本の惨事を気遣う慈悲深く温かい言葉で溢れており、
私ではなく被災地の方々にこそ、「世界中から慈愛が集まっているよ!」と伝えたい言葉ばかりでした。

その中でも印象に残ったのが、オーストラリアの方から寄せられた、日本でいうところの、
『被災地の方々には、心よりお悔やみ申し上げます。』等の、お悔やみの文章です。

その方は、こう言って下さりました。
“And remember, our thoughts are always on your side.”

直訳すると、「そして覚えておいて、私たちの思いはいつでも貴方側にあるから。」。
でも、この場合の “remember ” は、「大丈夫」のニュアンスが、“our thoughts” は “心”のニュアンスが強いと思います。
だから、もっと適切に翻訳すると、 「そして大丈夫、私たちの心は、いつでも貴方がたの側にあるから。」 でしょうか。

とくにこの送り主のメールは、いつも本当に素っ気なく、必要最低限の事を事務的にしか書かれておらず、
その被災明けのメールでも、仕事に関わる部分はいつも通りミニマムに、
“Yes, I received. Thank you. (データ受け取ったよ、ありがとう) ” とだけあったのでした。
でもその続きの最後に、“And remember, our thoughts are always on your side.” と沿えてあったのです。
たった1文だけれども、今までは垣間見られなかったこの方の感情と温かみが伝わって、余計にじ~んとしました・・・。

日本のお悔やみの言葉って、ある程度雛型に沿って形式的に使われることも少なくなく、そのために、
非常に丁重ではあるけれども、個人的な慈悲が込められているかと言われると、そうでもないような印象があります。
でも、おそらく英語には、日本語のようなお悔やみの常套句は無いに等しいのだと思います。
だから、各々の感情が文章になってより表れやすく、よりパーソナルな慈悲が伝わり易いのかも・・・と感じました。

そしてその返答として、私は最初、
“Fortunately, all people in Nagoya office are safe, and I thank god for making us work as like as usual ! ”
『幸運にも、名古屋オフィスの全員は無事で、いつも通り働けれていることを神に感謝します!』
とだけ書いたのですが、ちょっと考えて、少々加筆しました。以下の太字下線部分がそれです。
“Fortunately (actually, it was really just by the fortune!) , all people in Nagoya office are safe, and I thank god for making us work as like as usual !”
『幸運にも、(ええ、実際本当に運が良かっただけです!) 名古屋オフィスの全員は無事で、いつも通り働けれていることを神に感謝します!』

ほんとうに、今生きていられることに感謝せずにはいられない1週間でした。
そして、この感謝の意をこの先も忘れぬよう心にきつく留めねばと言い聞かせるYouki です。


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