不思議な巡り合わせ 林英哲×岩村力 [音楽]
PROJECT K 名古屋 Kikko&Youkiのアナログブログ3月29日号より(Kikko執筆担当)
■■■ 本家HPもチェック!http://www.project-kk.info/) ■■■
3月11日の東日本大震災以来、
このアナログブログを書くことに少々気後れしているKikkoです。
こんな時にこんな事を書いていていいものか?とか、
もう少しメッセージ性のあることを書かなきゃいけないんじゃあないか?とか、
もともと拙悪な文章しか書けない上に、なかなか徒然なるままに・・・とはいかず、慎重になってしまうからです。
私こと、Kikkoは「人に発破をかけること」「笑い声で雰囲気を盛り上げること」は本当に得意なんですが、
得意・不得意というよりは、いつもそんなモードで過ごしているかも・・・
いわゆる今回のような時に励ましの言葉を掛けたりすることが出来ないんですよね。
「心配をすることはできても当事者と同じ苦しみや悲しみを感じることはできない。
だからどんな言葉をかけても綺麗事に終わってしまうのではないか」と思われて仕方がないのです。
被災者の方たちは暖を十分に取ることもできないだろうから・・・と思いながらも結局は夜になると
ストーブのスイッチをいれてしまう。温かい飲み物もガス・電気を使い好きな時に飲んでいます。
買い物には極力歩いて行くようにはしているけれども、荷物が重い時、遠いとくにはやはり車を使って
しまう。
放射能が検出され、出荷停止になった酪農家や農家の方たちのことが気がかりなくせに
魚や肉を手に入れる時にはつい産地を確認してしまう。
こんな身勝手な私が被災者たちに対して何も語れないと思ってしまうのです。
そんななか、震災以前より計画していた神戸に3月19日・20日と行ってきました。
最近とんと名古屋で演奏会を開いてくれない、和太鼓奏者「林英哲さん」が兵庫でオーケストラと共演をすることを
たまたま一月にラジオで知り、早くからチケット等を用意していたのです。
いつもならHideoと二人でというところなんですが、今回は中学校からの友人Keikoさんと3人での1泊旅行でした。
このコンサートが開かれたのが兵庫県立芸術文化センター
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして2005年9月に建てられたもの
その建物に東日本大震災のわずか1週間後にまさか訪れることになったとは・・・
指揮である岩村力さんは
今回の震災時には仙台フィルとのコンサートのための青森にいらっしゃって初めて大地震を身をもって経験されたとのこと。
というのも阪神・淡路大震災の時は海外に在住で、映像を通してしかその様子を知ることが出来なかったからだとも
話されました。
一曲目は「SF交響ファンタジー第一番」はお馴染の映画「ゴジラ」のために書かれた音楽をコンサートで演奏できるように
改めて組曲として書かれたもの。
水爆実験からうまれた放射能線を吐く「ゴジラ」をこの時期に演奏していいものかという話し合いが行われたらしいが、
もともとは平和を願う気持から生まれた映画なので、予定どおり演奏することになったという、いきさつも話されました。
「ズズン、ズズズン…」ていう、聴けば誰でもが「あぁ~アレね!!」っていう音楽です。
最後のクライマックスの部分は福島第一原発の放水作業にあたられた
東京消防庁のハイパーレスキュー隊の勇気ある行動と重なって勇壮さえ伝わりました。
私たちの第一目的であった久しぶりに聴く林英哲の和太鼓は、力強さと凛とした緊張感が伝わるなかに
優しさをも伝わってくる、さらに進化している彼の太鼓の演奏に大満足。
アンコールは八丈島の民謡に自ら詩をつけた「太鼓打つ子ら」
「被災して親を失った子がいるかもしれない。そんな子供たちにもこの曲が届けば」とおっしゃっていました。
こうしてキーボードを打ちながらも思いだすとジーンとしてきてしまいます
*英会話・個別学習塾・アートレクチャーは PROJECT K 名古屋 のメインオフィスで行っております
名古屋市西区名駅2-23-14 VIA141 1208号
TEL 052-561-5388 携帯 090-3562-5388*
ROJECT K 名古屋 がプロデユースする 安心弁当&無農薬野菜は
毎週火曜日に(有)吉鐡の事務所前にて販売しています。
11:45~ 売り切れ次第終了です
名古屋市中村区名駅2-33-5
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このアナログブログを書くことに少々気後れしているKikkoです。
こんな時にこんな事を書いていていいものか?とか、
もう少しメッセージ性のあることを書かなきゃいけないんじゃあないか?とか、
もともと拙悪な文章しか書けない上に、なかなか徒然なるままに・・・とはいかず、慎重になってしまうからです。
私こと、Kikkoは「人に発破をかけること」「笑い声で雰囲気を盛り上げること」は本当に得意なんですが、
得意・不得意というよりは、いつもそんなモードで過ごしているかも・・・
いわゆる今回のような時に励ましの言葉を掛けたりすることが出来ないんですよね。
「心配をすることはできても当事者と同じ苦しみや悲しみを感じることはできない。
だからどんな言葉をかけても綺麗事に終わってしまうのではないか」と思われて仕方がないのです。
被災者の方たちは暖を十分に取ることもできないだろうから・・・と思いながらも結局は夜になると
ストーブのスイッチをいれてしまう。温かい飲み物もガス・電気を使い好きな時に飲んでいます。
買い物には極力歩いて行くようにはしているけれども、荷物が重い時、遠いとくにはやはり車を使って
しまう。
放射能が検出され、出荷停止になった酪農家や農家の方たちのことが気がかりなくせに
魚や肉を手に入れる時にはつい産地を確認してしまう。
こんな身勝手な私が被災者たちに対して何も語れないと思ってしまうのです。
そんななか、震災以前より計画していた神戸に3月19日・20日と行ってきました。
最近とんと名古屋で演奏会を開いてくれない、和太鼓奏者「林英哲さん」が兵庫でオーケストラと共演をすることを
たまたま一月にラジオで知り、早くからチケット等を用意していたのです。
いつもならHideoと二人でというところなんですが、今回は中学校からの友人Keikoさんと3人での1泊旅行でした。
このコンサートが開かれたのが兵庫県立芸術文化センター
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして2005年9月に建てられたもの
その建物に東日本大震災のわずか1週間後にまさか訪れることになったとは・・・
指揮である岩村力さんは
今回の震災時には仙台フィルとのコンサートのための青森にいらっしゃって初めて大地震を身をもって経験されたとのこと。
というのも阪神・淡路大震災の時は海外に在住で、映像を通してしかその様子を知ることが出来なかったからだとも
話されました。
一曲目は「SF交響ファンタジー第一番」はお馴染の映画「ゴジラ」のために書かれた音楽をコンサートで演奏できるように
改めて組曲として書かれたもの。
水爆実験からうまれた放射能線を吐く「ゴジラ」をこの時期に演奏していいものかという話し合いが行われたらしいが、
もともとは平和を願う気持から生まれた映画なので、予定どおり演奏することになったという、いきさつも話されました。
「ズズン、ズズズン…」ていう、聴けば誰でもが「あぁ~アレね!!」っていう音楽です。
最後のクライマックスの部分は福島第一原発の放水作業にあたられた
東京消防庁のハイパーレスキュー隊の勇気ある行動と重なって勇壮さえ伝わりました。
私たちの第一目的であった久しぶりに聴く林英哲の和太鼓は、力強さと凛とした緊張感が伝わるなかに
優しさをも伝わってくる、さらに進化している彼の太鼓の演奏に大満足。
アンコールは八丈島の民謡に自ら詩をつけた「太鼓打つ子ら」
「被災して親を失った子がいるかもしれない。そんな子供たちにもこの曲が届けば」とおっしゃっていました。
こうしてキーボードを打ちながらも思いだすとジーンとしてきてしまいます
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2011-04-05 04:40
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