SSブログ

マグリットの山高帽…先生、頭焦げた? [子ども英会話]

PROJECT K : Kikko & Youki の アナログブログ
2015.06.29(執筆担当:Youki)たぶんVol.219
★Web上ブログも是非チェック! http://project-kk.blog.so-net.ne.jp/ ★

「・・・頭、焦げたの?」

こちらは、最近わたくしYoukiがノックアウトされた言葉です。

*******************************

PROJECT K のKids英会話クラスには、K君という、今小学校2年生の男の子が通って下さっています。
このK君は、とても人懐っこくて、素直で、時々やんちゃで、時々強がる(笑)、
その年齢特有の可愛らしさで溢れた子です。

最近、その子専用の、「消しゴム付鉛筆」をPROJECT Kは用意しました。
それが、これ。

一体化.jpeg
【ルネ・マグリットの山高帽付、鉛筆】です。
  
これ、山高帽が消しゴムになっているんですよ~♪
そして、鉛筆から自由に取り外しができます。
帽子をとると・・.jpeg
東京まで観に行った「ルネ・マグリット展」の特設ショップで売られていて、「K君専用の、消しゴム付鉛筆にしよう!」と買ったお気に入りです。


うん、ルネ・マグリットといえば、山高帽ですもんね!
様々な作品で、山高帽をかぶった紳士が謎を振りまいてくれます。

山高帽の男性だらけ.png
「山高帽 マグリット」で、検索するとたくさん出てきました!

マグリットらしさを表現した、ナイス商品!

この山高帽付鉛筆を渡した初日、K君は、鉛筆でアルファベットを書くよりも先に、山高帽(消しゴム)を、取っては外しを繰り返して遊びだしました。

そして、山高帽だけを指につまんだK君が、私に言いました。

「Youki先生、この帽子、かぶれる?」

かわいいーー♪
この小ささの、しかも消しゴムの帽子を、本当に人の頭にのせようという発想は、私には無かった!
その発想に、いきなり胸をときめかせるYouki。


「うん、いいよ。じゃあ、かぶらせて。」

さっそく頭のつむじをK君の方に向けてかがみます。

すると・・・帽子を乗せようとしたK君から、冒頭のセリフが・・・

「Youki先生、・・・頭、焦げたの?」

「????」

まったくK君の言っていることがわからないYouki。
頭が焦げてる?私の髪の毛、そんなにチリチリだっけ、今日!?

「なんで?燃やしてないよ。」

「だって、Youki先生の頭、てっぺんだけ髪の毛、黒いもん。燃やしたんでしょ~!」

「!!!!!!!!!!!!!」


そう、確かに私の頭のてっぺんは黒かったんです。
なぜなら、最後に茶色くヘアカラーをした時から時間が立ちすぎて、地毛が出てきてしまっていたから!!
要するに、「プリン状態」だったのです。

その、地毛が出てきちゃって、頭のてっぺんだけ黒い状態を、“焦げた”と表現するなんて!!!!!!!!
きっと、まだK君には「髪の毛を染める」という概念そのものが無いのでしょう。
だから、もう、本当に純粋に、「頭が黒くなってるから・・・焦げちゃったのかな?」、と思ったのでしょうね。
その澄み切ったグニャングニャンの感性たるや!!!!!!!!!!!
・・・なんかもう、うらやましすぎて涙が出そう・・・。

一応私も、「とんでもない妄想が飛び出す、妄想館長」として一部に知られてはいるんですけどね・・・
K君みたいな澄んだ感性は、さすがにもうありませんでした・・・。
妄想、な時点で、“つくりもの感”があるから、そもそも勝負にならないか・・・。
ううう・・・完敗だよ、K君・・・。

ちなみに、先週、ちゃんとカラーし直してきました!
だから、「焦げ、ちゃんと取れたよ♪」って、次のレッスンでK君に言おうっと♪

**********************************

このエピソードをきっかけに、
「子どもの感性を活かしながら、英語でもちゃんとその感性が伝わる楽しさのあるクラスづくり」をしていかないとなぁ・・・と改めて考えた、Youkiです。

これは、お子さんだけには限りませんね。
お子さまからシニアまで、英語で「伝えたいこと」が、パーソナリティーや感性と共に伝わる喜びを実感して頂けるよう、これからも、PROJECT Kでは、皆さまのお手伝いをさせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ちゃんぽん食べたか?! [好奇心]

PROJECT K : Kikko & Youki & Micchan のアナログブログ ~つれづれなるままに~
2015.6.23 執筆担当:KikkoたぶんVol.218号
★公式ブログ最近は真面目に更新しています!! www.project-kk.info 是非チェック!!

今日はアナログブログの副タイトル通り、つれづれなるままに最近Kikko が気になったことをおもむくままに綴っていこうと思っています。
我が家では(といってもHideoとの二人なんですが)ドラマを見るということをあまりしません。
ただ、そんな中、録画までして毎週欠かさず二人で見ているドラマにさだまさし原作「ちゃんぽん食べたか」があります。

Kikko的には若き日のさだまさし役を演じている雅志君こと菅田将暉くんが、かわいいことが毎週見続けていることの要因のひとつであることに間違いはありません。彼の同級生役を演じている、間宮祥太朗くんとともに、何か心に決めたことを言う時、する時、ちょっと長めの髪を必ずしっかりと両耳にかけるんです。
その仕草が昭和レトロを感じさせ、なんとも可愛いんです(笑)
周りの大人や学生たちとは違う自分らしい自分を探すんだっていう、少し突っ張りたいんだけれども突っ張りきれない心の葛藤がその仕草や表情に投影されていて、彼らと同時代を生きてきたKikkoとHideoには当時のファッションも含め「いと懐かしか~」っていうドラマなんです。

また、彼ら2年10組の担任の安川先生がなかなかいいんだな~

熱く正義感を語る金八先生ではなく、校則の厳しい学校に自分自身も反発を感じながらも生徒指導をしなくてはいけない安川先生。
言葉は少ないけれども、生徒の将来の可能性を信じながら自分の思いを生徒に伝えていく。
本当は先生として何を伝えたいかは自分で考えろって語っているようで、かっこいいんですよ。
そんな「ちゃんぽん食べたか」の先週4話の安川先生の言葉

雅志達がたむろしている体育館の裏に現れ
「俺だって、ウダウダしたい時があるんだ」って言いながら煙草に火をつけ
「良かった~、俺はここで煙草吸っても退学にならないからな。」
そして退学が決まったクラスメートの話を雅志たちとしたあとに
「人生は選択の連続だ。何かを捨て何かを取るんだ」

さらに安川先生が終業式にみんなに伝えた言葉がとっても印象的
「勉強は学生時代だけじゃあ~ないんだ。
本当の勉強っていうのはな…自分にとって一番大事なことを見つけることなんだ」
「大事なことはすぐには見つからないかもしれない…
でも探し続けるんだ。自分にしかない大事なものを…」

なんかスコーンと気持ちいいボールが心に投げ込まれた感じでした。
「人生が選択の連続」っていうのはKikkoが常々思っていたことでした。特に年を重ねてからですが。
人生の節目に限らず、決めていかなければいけないことってたくさんありますよね。

自分で決めることばかりではなく、時には選択の余地ナシっていうのもあります。
経験の少ない頃の子どもに対して親としての責任を果たす意味での選択。
逆に年老いていく両親や親族の選択を任されることだってあります。

自分が選んできた道ではなく、もしあの時迷っていたもうひとつの選択をしていたら、自分の人生はどうなっていただろう??って思うことありませんか?
人生に正解や解答なんてないんだけれども、少なくとも結果がマイナスになった時にプラスに変えていけるエネルギーを自分自身の中に蓄えていること、努力できること、そして明るい性格が大事だと私は思います。

次のステップでは反省も踏まえ、より正しい選択ができるようにしておく。それは、本当の勉強をし続けることによって得られていくことかもしれませんね。

安川先生.jpg
安川先生のクラス写真


もうひとつ、心に残った番組から
かぞえ103歳 の現役美術家 篠田桃(とう)紅(こう)さん のインタビューを聞いて。
「老いることはプラスとマイナスです。
年をとれば当然体力は衰えるのでマイナスですが、
知恵は昨日より、今日の方が必ずついている。これがプラスです」

塾を始めてからKikkoが気付いたことと同じです。学生時代にはただ覚えていただけの知識が塾で子どもたちに教えるようになると、教室までのダッシュのスピードは落ちるものの、年を重ねた分、知恵や理解力がついてきてより深く根本的なことが分かってきました。だから新しいアイデイアが浮かんでくるので教え方や導入方法は毎年変わっています。

ただ、桃紅さんがこうも、はっきり言い切れるのは、やはり若い時からの行動力があってこそ。
若い時に自分の作品が日本で評価されなかった篠田さんは単身、1956年にニューヨークに渡られたのです。
自分の作品にたとえ並々ならぬ自信があったとしても当時単身で渡米するなんて、今の若い人の何十倍もの行動力と勇気を持ち合わせた方だと思いませんか?
しかも若い時ならまだしも40歳を過ぎてからってホント恐れ入ります。まさしく、大事なことを探し続けられたんでしょうね。
着物をお召しになってインタビューされている桃紅さんは「お元気ですね」とか「そのパワーの源は?」
なんていう愚問が許されぬ凛とした佇まいで答えていらっしゃいました。
main_photo.jpg

100歳を過ぎてもなお美しく魅力的であるためには、「いつまでも社会と関わっていること」これが大切なんだと桃紅さんから教えられました。
うう~ん、私にとっていつまでも社会に関われることってなんだろう?
探し続けねば。
桃紅さんの最新本「103歳になってわかったこと」を読んだら、また感想をお伝えしますね。

いとしのサザン-おいしい葡萄の旅 in 名古屋ドーム [エンターテイメント]

PROJECT K : Kikko & Youki &  Micchanの アナログブログ
2015.06.14(執筆担当:Micchan)たぶんVol.217
★公式ブログ、最近更新してますよ!でも内容一緒かも!www.project-kk.info を是非チェック!★

今日のブログはちょっとミーハーです。(^_^;)
本日の執筆担当、Micchan。日曜日にサザンのライブに行ってまいりましたー!!
と、言いましても、サザンファンには申し訳ないのですが、私、別にファンではありません。
私には、もう20年近くずっと応援しているアーティストが他にいまして。。。
でも、そりゃ、サザンですからね!何かにつけ耳にし、若い頃には、時に友人と、はしゃいで歌ったりしたものですよ。そういえば、10年くらい前には夏フェスでも生ライブ観たしねっ。

そんな私がなぜサザンに行くことができたかというと、Kikkoさんの親友のKeikoさんのおかげなのです。(このブログでも以前に登場していただきました)
彼女は今、英会話教室の生徒さんでもあるのですが、レッスンの日に「今度サザンに行こうと思ってチケット申し込んでるの」とおっしゃったのを聞いて、私が何気に「えー、いいなぁ、サザン行ってみたいなー」と言ってしまったのがきっかけでした。
心優しいKeikoさん、「じゃあ、チケット一緒に取ってみるわ」と。
なんでも言ってみるもんですねー、へへへ。
だって、やっぱりサザン、一度は観たいっす。ドームだし!!

こうして幸運にもチケットを手配いただけた私は友人を誘って、Keikoさんご夫妻とご一緒させていただきました。
その前には、しっかりCDで予習して・・・。
でも実は、ここだけの話、ちょっと予習し過ぎて、ライブの前日には、もうお腹いっぱいって感じになってしまっていました。楽しみだけど、ちょっと張り切りすぎたな、と思っていたのです。

が・・・。
ライブ、最っ高――――!!!!!!!!でした。


20150616_101529.jpg
↑みんな若くて、少年少女のよう!

20150616_101609.jpg
↑今回はアルバム「葡萄」のツアーでした。!

とにかくすごい曲数歌うんですね。
桑田さんはご病気されたとは思えないくらいに元気で、観ているこちらが励まされました。

そして何より、メンバーが若い!
ステージで一緒に音楽を奏でる彼らの姿は、本当にずっとずーっと青春をし続けてきた少年少女のようでした。

一つのことをずっと一緒にできる仲間がいることはこんなに人を若くさせるのかと驚きです。
もちろん、いろいろはあるでしょうけど、今日のこの日を迎えられる関係を保つ努力は欠かしてないでしょうね。

私が好きな脚本家の書いた一節にこんなのがあります。
「友であれ、恋人であれ、夫婦であれ、家族であれ、隣に気の合う誰かがいてくれさえすれば人生はさらにファンキーになるはずだ。」
まさにファンキーな彼ら。素敵ですね。

そして最後の桑田さんの
「また会おうね!みんな健康でね!若い子は希望を持ってね!」
という挨拶に思わずジーーーーン(T_T)

今、この歳の私が、あの歳の桑田さんから言われて沁みるあいさつでした。
それは、ごくごく普通のありふれた言葉だけれど、いろんなことを経験してきて沁みる、一番シンプルで温かい言葉じゃないかと思うのです。
本当にそうだよ!元気でまた会おうよ!


ライブ前、Keikoさんから
「このライブ、5回も行ってる人もいるのよ、すごいわよねー」と聞き、
「えー!そんなに行かなくてもーー」と言っていた私と友人。
ライブ終了後は「こりゃ5回行くのもうなずける!」と180度意見が変わりましたとさ(笑)

ライブ翌日の昨日、また別のチラシをデザインしていたところ、いただきました!
Kikkoさん一発OK!
何が言いたいかというと、こういう体験の後ってやっぱり脳みそ冴えるよねー!ってこと。

なので、気の合う仲間とよく遊び、よく働き、人に優しく、ファンキーに
、がんばりますッ。



YOUKI! Happy Birthday!!!! [エンターテイメント]

大変だ!大変だ!今日はYoukiさんのお誕生日!!!
おめでとうーーー!!!
大急ぎでYoukiさんのブログをUPするんだっ。
ここまではMicchanでした。(^_^;)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

PROJECT K : Kikko & Youki の アナログブログ
2015.06.09(執筆担当:Youki)たぶんVol.216
★Web上ブログも是非チェック! http://project-kk.blog.so-net.ne.jp/ ★


皆さま、こんにちは。Youkiです。

 Happy Birthday to Myself

そう、本日6月9日は、わたくしYoukiの誕生日です!

ブログに書いたのは、実は初めてかもしれませんね。
(※自分自身へのお祝い言葉ということを強調するために、“to me” ではなく “to myself”にしました。 )

そしてそれに先駆けて、先週の金曜日(6月5日)に、

・実両親の、KikkoとHideo
・KikkoとHideoの三女(的ポジション)の、ご存じMicchan
・Youkiにとっての初代・お兄さん(的存在)のKitagawa君と二代目お兄さんのJoe君

という、実家族と家族同然のメンバーがお誕生日パーティーをしてくれました!

ここ数年、Youkiの誕生日当日は土日だったこともあり、結婚式などの最大級イベントと重ね続けていたので、人生の中でも3本の指に入る規模で盛大に祝って頂いていました。

なので、「今年は平日だし、誕生日にかこつけられるイベントも無いし、さら~っと過ぎちゃったらどうしよう・・・。」と、少々心細く思っていただけに、本当に本当に嬉しかったです!!!

華やかな誕生日会も最高!
でもやっぱり、心温まるアットホームな誕生日会も最高!・・・といった感じですね。
どちらの誕生日会も欲しいです(笑)
どちらもあるから、どちらの良さも分かりました。

お誕生日には欠かせない、バースデーケーキは可愛いハート型!
1433509968_IMG_3918.JPG

「せっかく形が可愛いのに、切っちゃったらもったいない!」ということで、みんなで直接ホール食いをしちゃいました。
1433509899_IMG_3917.JPG

見て下さい、この食い散らかしっぷり(笑)
1433512190_IMG_3920.JPG

このケーキも食べ終えて、まったりと過ごしていると、Kitagawa君がぽそりと一言。

『でも、年々誕生日メッセージって減ってくるよね。 だからこそ、年々ちゃんと「おめでとう」って言ってもらえる喜びが増す。』
うーーーん、とっても分かります、その気持ち!

年齢を重ねるごとに、いわゆるParty People的な方々からのお祝いは確かに減ってしまいますが、でもその分、本当に自分のことを思ってくれる人々の存在が残って、より温かく心の支えになるお祝いと言葉が多くなっていっている気がします。

ちなみに、今年特にじ~んとくるメッセージをくれたのは、実父Hideoさんでした。

『夫婦仲良く、家族仲良く、ゆっくりゆっくり』

・・・あ、ダメ。書いてても、また涙が滲みそう (; ;)

うん、ゆっくりゆっくり、いろんな家族愛を生み育てます。

・・・あっ!もちろんKikkoさんのメッセージも感動的だったよ!
(写真下のメッセージがKikkoさんからのものです。)

“いい大人”といわれる年代に差し掛かっても祝って頂けるのって、本当に幸せです。
お誕生日を祝われるのって、やっぱりいくつになっても嬉しいものですね。

祝ってくれたみんな、本当にありがとうございました!
これからの一年をかけて、たくさん恩返しをするからね!!

継続は力なり?? [英会話クラス]

PROJECT K : Kikko & Youki &  Micchanの アナログブログ
2015.06.1(執筆担当:Micchan)たぶんVol.215
★www.project-kk.info を是非チェック!★

今日から、ついに6月!! 衣替えで夏も本番!今年もなんと半分が過ぎ去る季節となりました。
早い!!早すぎる!!
私の今年の目標の一つには、「英語を勉強する」が入っており、しっかり手帳にも書いたはず・・・で、まずいなぁ、実行しないまま、半年過ぎるかなぁ、と思っていたら、しっかりKikkoさんからお尻をたたかれました。

ここのブログに以前アップしたとおり、今、PROJECT Kは、TOEIC対策クラス、テーマは「PRESIDENT式英会話」なるものを企画したのです。
それでKikkoさんからのお達しにより、私もPRESIDENT式英会話で勉強を始めた・・・というわけ。
って言ってもまだ2週間。ははは。(^_^;)
こちらの企画内容の詳細は、5/15の「TOEIC対策、始動」をご覧ください。

これがまた、なかなか大変で、毎週ミニテストがあるんです。
ないですよ、この歳で毎週テストって(笑) でも『継続は力』だしなと自分に言ってみています。
言ってみていたら、思い出した話があったので、ここで少し。

私の育った家は、Kikkoファミリーとは趣向が異なり、家族で出かけることとなると、神社仏閣巡りでした。
両親にどんな思惑があったのかはわかりませんが、その後 “歴女” になることもなく、歴史の成績が向上することもなく、大きくなりました(苦笑)

でも、なんとなく、今でも「手を合わせる」ということは好きです。お寺でも神社でも。
信仰とかそんなんじゃなくて、「手を合わせる」瞬間が好きです。
誰かに何かお願いをするんじゃなくて、自分に向き合う瞬間かなって思います。

それで、寺好きの母が何年か前に言い出しました。延暦寺に行きたい。
そう、あの比叡山延暦寺です。広いからもっと高齢になったら歩けなくなるからって。
ほほー、それならばと行ったのです。子どもの頃、私も何度か行っているらしいのですが、もう寺に
行きすぎて、どの寺なんだか私の記憶はぐっちゃぐちゃ。だからあんまりすごさとか思い出せなくて。

ですけど、行ってみると、確かに壮大。
こんな壮大なお寺というか、山をあんなふうにするなんて、信長が僧侶たちのその力を恐れて焼き払ったのもうなずけるのです。

こんなこと、常識!ってことかもしれないので、紹介するのもはばかられるのですが、私はその時、衝撃的に感動したので、書いてみます。
延暦寺の中核の根本中堂には1200年、一度も消えたことのない「不滅の法灯」と呼ばれる明かりがあります。
大きな灯篭みたいな中に、確か、油を受ける器があって、そこに火が灯してあったと思うんですけど・・・。
うん、これこれ、写真の感じです。

灯.png

photo003_0_64562a2bb74f98fa.png

その灯を観たとき、「この灯が1200年も消えてないのか!!!」とかなり衝撃を受けました。
1200年って!!ずっとこの灯を守ってきた先人達を思うと本当に頭の下がる思いでした。
だって、信長の焼き討ちの時ですら、どこぞのお寺にその灯を分灯させて、それで今日まで繋いだ灯らしいのです。
移動とかしてる時にふぅーって風が吹いたらどうするの??とか思いますよね。
ちなみにその燃料の菜種油を継ぎ足し、継ぎ足して灯を守るらしいのですが、この油を断ってはいけないことから「油断大敵」という言葉ができたんですよね。これまた感動。

英語ネタから、グッと和風になってしまいましたが・・・
続けるってすごいことなんだな、と改めて感じたことを思い出す今日この頃です。

守り続ける。
やり続ける。
伝え続ける。

いろんな「続ける」があるけれど、続けることのパワーには計り知れないものを感じます。
もちろん、方向転換が必要な時もありますけどね。
前回のKikkoさんのブログの「風化させない」にも繋がるのかもしれません。

とにかく!つまり! 私はKikko先生のミニテストに立ち向かい続けるぞってことで!!

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。