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英会話力を伸ばす秘訣_その2 [Kikkoのこだわり]

PROJECT K : Kikko & Yuuki & Micchanの アナログブログ
2018.5.8(執筆担当:Kikko)たぶんVol.345
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今日のブログは、連休前のトピックスの続きをお送りします・・・
話題は、通常のクラスに加え、産休に入ったYuukiクラスの代講もこなしたところから始まります。

最近は名古屋でも英語だけを使って生活するプレスクールや小学校が増えてきており人気があるようです。
Yuuki が担当している生徒さんの中にはこのような小学校に途中まで通っていた子や帰国子女の子が何人かいます。ほぼナチュラルスピードに近い速さでネイテイブの先生が話しても内容が理解でき、私たちが用意した記事も難なく読め、その発音も素晴らしい。

Yuukiとよく言っていたものです。
なにも英語を知らない状態からよくこれほどまでに英語が読めたり、話せたり、書けたりできるね。特に家で英語を話していた様子もないのに」と

そんな生徒さんのひとり、Yちゃんの先生が最近Kevin先生に変わりました。
「Kevin、ケヴィンコスナーです」って日本語で自己紹介をしたのですが、小学生のYちゃんにそのジョークが分かるわけもなく、たとえ分かったとしてもそんなジョークを言うタイプではないので、盛り上がらなかったと思います・・・
去年、ボストンから名古屋にやって来た彼には、それまでずっとボストンのケーブル会社に勤めながらボランテイアで外国語としての英語を教えていた経歴があります。
が、おもしろい先生か?と聞かれれば、正直、子ども受けするコミカルでおもしろい人とは言えない
かもしれないと私達は勝手に思っていました。

初めての授業の時、KevinはYちゃんに色々な質問したり興味のありそうな話題を振ったりしていました。
彼が話す内容は全て理解できているのですが、「Yes」「No」もしくは単語だけで答えていたYちゃんにKevinが「僕ばっかりが話しているでしょ?話して、話して」「センテンスを作って」と何度もそう繰り返し、結局、来週までに話したいトピックスを考えてくることが宿題になりました。

日本人講師としてアシストをしていた私が「何か考えてこられる?」って聞いたところYちゃんが「何を話したらいいか分からないんです」って言うではないですか?
この答えは私にとってちょっと意外でした。このYちゃんは決して内気な子ではなくハキハキとした聡明な女の子だからです。
そこでトピックスを見つけるためのちょっとしたヒントをあげ、私のクラスでいつも使っている教材で英文法のおさらいをしてその日のレッスンを終えました。
次回のレッスンには、Kevinが話の弾むようにと教材を用意してくれましたが、やっぱり、彼が思うような会話(つまり、主語・述語を使ってということです)が続かなかったようです。

先に書いたように、Kevinは子ども受けしにくい先生だと思っていたこともあり、はっきり言ってYちゃんが楽しんでいるような雰囲気には見えなかったので、次の週からは代講で受け持ってもらったこともある女性の先生に変えようと、そのことをレッスンの帰り際にYちゃんに伝えました。
ところが、すぐにYちゃんのお母さまから「Kevinのほうがちゃんと文章を作らなきゃって思うから、先生を変えないでほしいと娘が言っているので、Kevinでお願いします」との連絡が入ったのです。
つまり、Yちゃんは聞いたり読んだりはできるけれども、文法の知識が曖昧だったり忘れかけていてセンテンスが作れなかったのです。
それ以来、私が英文法の説明をし、一緒に演習問題を解き、Kevinが話を進めていくという二人三脚のレッスンでYちゃんはすっかり「センテンスで話す」ということに慣れ、笑い声や感嘆の声が聞こえるとってもいいレッスンになっています。

そう言えば、名西塾の卒業生で講師も勤めていてくれたことのあるMitsuru君*  が東京に移ってすぐくらいにこんなことを言っていました。
*彼は東京に居を構えながら、自分の英語力と文章力を武器にパソコンを携え世界中を旅しています。レポートを企業に閉め切りに間に合うように送ればいいので、そんな生活をしながらでも十二分すぎるくらいの生計が立てられているのです。

「東京には、インターナショナルスクールを出たり、帰国子女とかいって『私、英語に不自由してませんの』って言っている女の子がメチャいる。でもね、彼女たちの英語って三人称単数形のSも複数形のSもあやふやで雰囲気で喋っているだけなんだよね。聞いていると腹がたってくる。
Kikko先生、ありがとうね、
『使う動詞は「一般動詞」か「be動詞」しかないの。一緒に使ったらどうしようもないの!!』とか、三人称単数形とかもしっかり教えてくれて」と。

つまり、この2か月は、どんなに英会話力があっても、内容の濃い英語力にするには、やっぱり英文法が必要なのだと改めて気付くことができ、この気付きを今後のレッスン作りに大いに活かしていこうと強く意識することができた、貴重な2か月でした。

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