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加賀市からのお客様 ~漆器と篠笛とともに~ [好奇心]

PROJECT K : Kikko & Youki & Micchanの アナログブログ
2016.08.02(執筆担当:Youki)たぶんVol.268
★★★http://project-kk.info/を是非チェック!★★★
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PROJECT Kの料理長であるKikkoさんは、
お出しする料理の食材と同じくらい、“食器”にも並々ならぬこだわりを持っているのですが、そんなKikkoが厳選した“こだわり食器”のひとつに【漆器類】があります。

例えば、この漆器のスプーンやサーバー、そしてボールたち↓
加工ぼうる.jpg

スプーンは、本当に丁度よい“一口分”がすくえて、口触りもとっても滑らか。
「スプーンで味わいが変わるなんてことも、あるんだなぁ~」と、初めて感じされられたアイテムです。
そしてサーバーセットは、漆器なのにベージュ色、というオシャレさで、どんな食器や料理にも合う万能アイテム。
同じくスタイリッシュなボールとともに、PROJECT K 料理の代名詞ともいえる“山盛りのサラダ”をお出しする際には大活躍!

そしてなんと先日、これらの漆器スプーンとサーバーを作って下さった漆器作家さんご夫婦が、PROJECT Kに遊びに来てくださいました! しかもわざわざ、お住まいである石川県加賀市から!

もともと、この漆器類とその作家さんご夫婦との出会いは、Kikkoさんが、八事にある「月に7日間しかオープンしない()、日本庭園が広がるギャラリー付きカフェ」に訪れた際、
その日に偶然主催されていた漆器展にあったスプーン(上記写真の)をKikkoさんが購入 

あれよあれよと、その場でその漆器作家ご夫婦と意気投合 (これぞKikkoマジック!)

PROJECT K の丸の内オフィスにお招きするまでの仲に!

・・・という、なんとも稀な偶然とご縁とKikkoパワーに導かれたものだったわけですが、そのおかげで、「漆器作家さんが作られた漆器を一緒に使いながら、その漆器にまつわるお話を聞く」という、滅多にない体験をすることが出来ました~ ^^
またそのお話、本当に興味深く、ご夫妻のお人柄のせいか、語り口も温かくお茶目で、面白かった~♪

■ そこで知った、漆器の発見① ■
漆器は、木彫りの食器に漆がぬってあるわけですが、絶対に樹木の芯は避けて、年輪の外側の部分のみを使うので、お椀ひとつをつくるにも、ものすごく太い樹木(出来上がりの直径の2~3倍の太さ!)が必要なのだそうです。
樹木の年輪加工.jpg

・・・そりゃあ、長い年月と技術が必要ですよね、漆器文化!

■ そこで知った、漆器の発見② ■
上記写真のサーバーセットがもつベージュ色なのですが、これ、漆、本来の色なんだそうです!
「なんの着色もしない、無色透明な漆の色」というのが、このベージュ色なんですね~。
ずっと、“あえて”ベージュ色に着色しているのだと思っていました。

で、なんとご夫婦の旦那様には、「漆器作家」とはまた別の顔がありまして・・・

実は 旦那様、「篠笛奏者」 でもいらっしゃるのです
(※篠笛は正式名称で、一般的には「竹笛」と呼ばれることが多いそうです。あの、牛若丸が橋で吹いている笛です!)

Kikkoさんが初めて八事のギャラリーでお会いした際にも、旦那様による篠笛のご披露があり、その音色にKikkoさんは一目(一聞?)惚れ。
それ以来のたっての願いが叶い、今回PROJECT K のオフィスでも披露して頂けたのです!

旦那様が、そっと篠笛に口をつけると、まるで竹筒に命が吹き込まれたかのように清らかで雅な音色が空間に広がり、もうそこは異世界。
耳と体は心地よくほぐされながらも、心の背筋はスッと伸びていくような感じ・・・(うっとり)。

あぁ、極端にいってしまえば、穴のあいた竹筒なのに、なんでこんなにも高貴で豊かな音色を生むことが出来るんだろう・・・しかも、ちょっと笛の太さや長さが違うだけで、全然音域が違う!

旦那様も気分が乗ってこられたのか、だんだんと弾きながらお庭の方に出ていかれ、なんと野外コンサート状態に!

見て下さい!まるで緑と空が旦那様と篠笛を呼んだみたいに、しっくりとくるこの風景!
篠笛11.JPG
篠笛4.JPG

しかも、お庭(外)の方が、周りのビルの壁に反響して、より良い音色!

そのせいでしょう。
お庭での演奏が終わると、どこからともなく、拍手の音が!!!

「えっ?えっ?どこから??」と思って皆できょろきょろとすると、
隣マンションの遥か上の(10階以上の階)ベランダから、観賞されている方を発見!
きっと、この素敵な音色を聞きつけて、思わず出てきちゃったんでしょうね。
しかも、その方から、アンコールのリクエスト!

そのリクエストにもばっちりと旦那様は応えて下さり、終わった際には、
室内(from私たち)からも空(from隣マンション)からも、拍手喝采!

わ~、なんだかジブリのアニメみたい!

こんな贅沢な時間、私達だけで独占してしまって良いんでしょうか!?
いいえ、良いはずがない!
・・・ということで、いつか絶対にPROJECT K 主催の漆器展と篠笛演奏会をやるっ!!と、強く心に誓った私たちでありました。


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