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ここにもいた!子どもピカソ! [アート・イベント]

PROJECT K : Kikko & Youki の アナログブログ
2015.01.27(執筆担当:Youki)たぶんVol.196
★Youki専用のブログhttp://ameblo.jp/projectk-youki/ も是非チェック!★

先週は、安野光雅さんのABCの本を読んでいたキッズ英会話の男の子が、
“E”が“F”になる時に落ちた一本棒を見つけてくれたエピソードをMicchanが紹介してくれて
いましたが、私も、そのフレキシブルな着眼点と発想力に感動したひとりです。

そして思い返すと、これと同じように感動した出来事が、年末にもありました。
それは、「こどもお絵かき教室」の作品展覧会を見に行ったときです。

私自身、実は幼少の頃にお絵かき教室に通っていたのですが、
その時の先生(愛称:ミミ先生)がまだ現役で教えていらっしゃるとのことで、
先生との再会(20年以上ぶり!)も兼ねて、今の教え子さん達の作品展にお邪魔させて頂いたのです。

いうなれば、こども特有の“フレキシブルな着眼点と発想”が一堂に会する場にお邪魔させて
頂いた訳ですが・・・
もう、心底、こども達の感性をうらやましく思いました!!
私には思いつきもしない、自由の翼をもった作品ばかり!

その中でも特に私が心を奪われたのが、こちらの作品↓
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1419049439_IMG_3065[1].JPG

タイトルは、「ぼく」。

・・・見て下さい、このシンプルなのに雄弁な表現力!
そして、少しの黒線だけで作品にしてしまうセンスと潔さ!!
ピカソも裸足で逃げ出しそうです。

1419049691_IMG_3070.JPG

ちなみに、描いた「ぼく」本人によると、これは、
海で砂の埋め合いっこをして遊んだ時に、
『もう砂から出たい~!む~っ!』 となった時の自分を描いたそうです。

そう言われてみると・・・

確かに埋まってる~!
む~っ!って言ってる~!
砂から出たそうに、むずむずしてる~!!

こんなにシンプルなのに、その時の情景や「ぼく」の気持ちや、
描かれていない身体の部分の動きまでもが、ありありと伝わってきます。

私だったら、きっともっと色や線や形を使って、ごちゃごちゃと描き込んでしまうでしょう。
その方が「より分かりやすい絵」になると思って・・・。

でも、これはこの状態がベストなんですよね。
これ以上でも、これ以下でもなく。
この状態が、一番その時の「ぼく」が伝わる絵なんですよね。
それを、「ぼく」は直観的に分かってしまっているんですよね。

もう、凄いの一言。

また、今回目にしたこども達の作品には、
成熟した巨匠の名画を前にして抱く感動とはまた違った、
甘酸っぱい感動
を抱きました。

たぶん、
「昔は自分にもあったはずなのに、今は無くしてしまったモノへの想い」
も沸いたからだと思います。

ほんと、どんな天才的な巨匠も、こども達には勝てないなぁ。

いつかは大人になっていくけれども、でもだからこそ、
どうかみんなが、こどもであることを存分に楽しんで、
のびのびイキイキと成長してくれますように!

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